モジュール
オプションモジュールで、Materialise Magics をさらにパワーアップが可能です。金属3Dプリンタや光造形用のサポート付け、粉末焼結3Dプリント時のパーツ自動配置など、必要な機能組み合わせを自由にできます。
Sinterモジュール
Materialise Magics Sinter モジュールは、レーザー粉末焼結3Dプリントのリードタイム短縮、コスト削減を目指して開発されたモジュールです。
強力なマルチコア・ネスティングアルゴリズムを擁したSinter モジュールは、一度の造形でより多くのパーツを造形でき、造形時間を短縮するよう造形プラットフォーム内に自動でパーツ配置を行います。
さらにSinterモジュールを使えば一度配置したプラットフォームへのパーツ追加も簡単。手動で決めたパーツの位置や向きは守りつつ、空いた造形スペースにその他のパーツを自動配置することも可能です。Sinterbox機能で小さく繊細なパーツを囲う籠やボックスを作成、造形物を保護して3Dプリント後に取り出しやすくすることも可能です。
Materialise Magics Sinter モジュール導入のメリット
- 複数回分の造形プラットフォームも一度のパーツ自動配置で準備
- 粉末焼結特有の熱変形がなるべく抑えられるよう、造形時間、高さ、密度のバランスを全てコントロール
- パーツ同士の干渉やインターロックの防止
- 小さなパーツを保護するボックス 作成
- 自動配置設定は保存でき、それを使ったパーツ再配置も可能
Materialise Magics Simulationモジュール
Simufact AdditiveテクノロジーをベースとするMaterialise Magics Simulationモジュールは、アディティブ・マニュファクチャリング (AM) の生産現場においてハイエンドなシミュレーション機能を実現するためにつくられています。ユーザーフレンドリーなこのモジュールは、シミュレーションに関する専門的な知識を必要とせず、金属アディティブ・マニュファクチャリングのオペレーターが造形エラー発生のリスクを簡単に予見することを可能にします。解析機能がMaterialise Magicsのソフトウェアに統合されているので、スムーズな作業で造形プラットフォームのさらなる最適化を目指します。信頼性の高い解析ツールととAMのデータ準備ツールがひとつのアプリケーションに集約されているため、失敗することなく造形を成功させ、スピードと効率性の向上に貢献します。
Simulationモジュールがあれば、パーツ造形までに繰り返すテスト造形を回避することができます。このソフトウェアにより、金属パーツ造形中にどのようなことが起こりうるかを分析することが可能になります。どのような金属パーツの生産においても役立てられますが、特に、量産や、複雑な構造を持つ高価なカスタマイズ部品の生産の際に有効です。
Materialise Magics Simulationモジュールでできること:
- 変形や過熱、残留応力が発生しやすいエリアの予測
- 造形の失敗のリスク軽減とテストプリントの削減
- パーツの造形における最適なパラメータセットを素早く取得
- シミュレーションの結果に基づいてサポート構造やパーツの向きを修正
- 造形中の変形量を見込んだ補正
Structuresモジュール
Materialise Magics Structuresモジュールは、設計時点で重量やマテリアルの使用量を削減したいときに役立ちます。モデル内部を中空化して軽量構造体に置き換える、パーツの一部に格子構造を適用する、特殊機能付きの表面を作成するなど、Structures モジュールの使いやすいウィザードが目的に合わせてあなたをサポートします。
更にMaterialise Magics Structures モジュールを使えば、中空形状の部品内部から未焼結の材料を除去する抜き穴の追加も可能に。粉末の節約、温度制御、設計強度の向上、その他多くの目的に合わせてライブラリーに内蔵された様々な構造デザインを部品に適用できます。
Materialise Magics Structures モジュール導入のメリット
- 粉末の消費量を抑えて生産コストを削減
- パーツの強度アップ
- 造形時の発熱によるひずみ低減
- 多孔質構造の作成
- 独自に設計したユニットセルを使い、格子構造を作成
金属用Support Generation (SG+) モジュール
金属3Dプリントにおけるサポートは、造形中のパーツを支える以上に大きな役割を果たします。最適化された金属サポートを用いることで、パーツ変形や造形プロセス中断のリスク、さらには仕上げ作業時間も減少します。
Materialise Magics SG+ モジュールには、正しいパーツ配置やサポートの種類を見極め、最適な熱伝導と固定を実現するのに必要な全てのツールが揃います。Materialise Magics SG+ モジュールの助けがあれば、金属出力はもう難しくありません。
Materialise Magics SG+ モジュール導入のメリット
- 放熱を促すサポートがパーツ変形を防止
- パーツの向きを最適化
- 最適化されたサポートで造形用材料を節約
- 造形リスク分析機能で造形失敗率を低減
Support Generation (SG) モジュール
マテリアライズの積層造形施設がたった1台の光造形3Dプリンターで操業開始したのは25年以上前。当時からサポート作成に高度なソフトウェアが必要なことは明白でした。そのニーズに応えるべく開発されたMaterialise Magics SG モジュールは現在、市場で最も包括的な光造形用サポート作成ツールです。
Materialise Magics SG モジュール導入のメリット
- 重要なサポート箇所を簡単に識別
- サポート作成を半自動化、データ準備時間を短縮
- 形状に合わせたサポート構造作成と最適化
- 簡単なサポート取り外しで仕上げ時間を短縮
- 体積を持たない線でのサポート生成、またはサポートに材料抜き穴を空けることで造形時間と材料を節約
- 指定したパラメータに従いすべてを管理
- ギャラリーから選べる様々なサポート構造
Tree Supportモジュール
宝飾品など小さく繊細なパーツも設計した通りに3Dプリントしたい、そんなときに活躍するのがMaterialise Magics Tree Support モジュールです。まるで木のように分岐したサポートは造形中のパーツをしっかりと固定しながらも接点を最低限に抑えるため、出力後に取り外しやすいのが特徴。3Dプリント後の仕上げ時間を短縮します。
Materialise Magics Tree Support モジュール導入のメリット
- 金属造形の表面品質向上
- 優れた熱伝導でパーツの変形を防止
- 仕上げにかかる時間を短縮
- サポートはロストワックス鋳造の湯口としても使用可
Importモジュール
従来のCADソフトからSketchUp、SolidWorks、Rhinocerosまで、ほとんど全てのCAD標準フォーマットをインポートできるMaterialise Magicsは、CADファイルと3Dプリンターを橋渡しする役目を果たします。Magics基本ライセンスでは約15種類のCADファイル形式がインポート可能。更に広い範囲のファイル形式をSTLへ変換したい方には、Materialise Magics All Import モジュールがおすすめです。
Magics Base License |
Import | Texture Support | Color Support | Export |
---|---|---|---|---|
AMF | ◆ | ◆ | ||
DAE | ◆ | ◆ | ◆ | |
DXF | ◆ | ◆ | ||
FBX | ◆ | ◆ | ◆ | |
OBJ | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ |
3D PDF | ◆ | ◆ | ◆ | |
PLY, ZCP | ◆ | ◆ | ◆ | |
SKETCHUP | ◆ | ◆ | ◆ | |
STL | ◆ | ◆ | ◆ | |
VRML | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ |
X3D | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ |
ZPR | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ |
3DM (RHINO) | ◆ | ◆ | ◆ | |
3DS, PRJ | ◆ | ◆ | ◆ | |
3MF | ◆ | ◆ | ◆ | ◆ |
All Import に含まれる内容 |
Import | Color Support |
---|---|---|
CATIA4 | ◆ | ◆ |
CATIA5 | ◆ | ◆ |
CATIA6 | ◆ | ◆ |
IGES | ◆ | ◆ |
JT | ◆ | ◆ |
INVENTOR | ◆ | ◆ |
NX (UNIGRAPHICS) | ◆ | ◆ |
PARASOLID | ◆ | ◆ |
PRO/ENGINEER | ◆ | ◆ |
REVIT | ◆ | ◆ |
SAT | ◆ | ◆ |
SOLID EDGE | ◆ | ◆ |
SOLIDWORKS | ◆ | ◆ |
STEP | ◆ | ◆ |
VDA | ◆ |
Materialise All Import モジュール導入のメリット
- インポート時にデータ解像度を調整、より高いSTLファイルのクオリティを実現
- 元データの色情報もそのままインポート
- インポート後に自動ファイル修正
- STEPファイルの場合、CADの位置情報を保持したままMagicsで直接操作が可能
TetraShellモジュール
従来のロストワックスによるインベストメント鋳造は、金型を製造し消失モデル(ワックスパターン)を作成し、そのモデルで鋳造しており、時間も手間もかかるプロセスです。原型の製作にかなりの時間がかかるだけでなく、誤ったワックスの組み立てはコーティングに不具合を引き起こし、ワックスが鋳造中に垂れ下がる原因にもなります。TetraShellモジュールを使えば、こうしたリスクは過去のものに。世界のあらゆる光造形3Dプリンターに合わせ、CAD上で設計したソリッドデザインを強度の高い中空STLモデルに変換します。
このモジュールは鋳造のワークフローを短縮、簡略化する一方で、軽量かつ頑丈なパーツ生産におけるコスト効率と信頼性を高めます。TetraShellモジュールは、航空宇宙から電子部品、整形外科に至るまで幅広い分野に応用されています。
TetraShell モジュール導入のメリット
- 組立誤差を削減
- 原型製作にかかる時間を削減し、設計評価までの期間を数か月間から数日間へ短縮
- 鋳造用器具への投資を不要に
- 最高の品質を達成
- 卓越したユーザーコントロール