デジタルソリューションへのシフト

RSM導入前の補聴器の製作は作り手まかせの性格が強く、高い技能を持つわずかな職人たちのみが作っていました。この方法では時間がかかるだけでなく、補聴器をエンドユーザーの耳に合う快適なものにするために何度も手作業で修正しなければならないことがよくありました。RSMのおかげで作業プロセスを新しくデジタル化・自動化できるようになり、製作時間を短縮しつつも、外側からは見えない耳の深くまでフィットする設計ができるようになったので、より装着しやすく音響上でも最適化された補聴器が製作可能になりました。 

製作過程 (上図を参照):

  1. 聴覚訓練士がお客様の耳道の型をとります。
  2. 型がスキャンされると、そのデジタルデータが補聴器の製造メーカーに送信されます。メーカーはRSMを使用してほんの6分程度で、シェルと呼ばれる補聴器のケースのデジタルモデルを作成し、お客様向けに最適化します。
  3. Materialise Magicsを使うことで、シェルが製作用に準備され、複数のシェルがプリントされて1つの製品ができあがります(もちろんプラットフォーム上のシェルはより効率よく製作できるよう最適化されています) 。シェルは最後に手作業で仕上げられます。シェルが最適に保たれているので電子部品を簡単に挿入できます。
  4. お客様はよく聴こえて、ご自身の耳の形に合った高品質な補聴器を受け取ることができます。

RSMのおかげで今までより速く正確に補聴器を製作できます。加えて、何らかの理由があって製作過程で不幸にもお客様の耳の穴より小さい補聴器や失敗作、傷がついたものができた場合も、はじめからプロセスをやり直すことなく、患者のデジタルファイルをもとに作りなおすことができます。

累計1000万人の顧客のお手伝い

2000年よりPhonak社と提携を結び、1つの業界を変えてゆく中で、1000万以上の人のお手伝いをしてきました。より聴き取りやすく、1人1人に合った補聴器をつくることで耳の聴こえづらい人の生活を良くするという可能性に近づくことができました。

さらに、マテリアライズと長年の提携の中で製品開発にイノベーションを起こし、「より良く、より健康な世界の実現」というミッションを実現するだけでなく、「自由な交流と自信に満ちたコミュニケーション。豊かな人生のために、さぁ Life is on!」というフォナック社自身のミッションにもお応えすることができました。

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キーワード 業界 ソリューション