Quickparts社は、Materialise CO-AMソフトウェア・プラットフォームを採用

「CO-AMをQuickparts社の製造オペレーションに採用することで、グローバルに分散する生産拠点の効率化と生産能力の向上が可能になり、業界最速のリードタイムを実現することができます。」と Quickparts 社 のCEOであるZiad Abou 氏は述べています。「CO-AMが導入されることにより、受注処理のスピードが上がり、装置の最適化や稼働率の向上によるコスト構造の改善も可能になります。また、CO-AMにより当社と当社のお客様は、製造におけるすべての工程のトレーサビリティを確保することができ、すべての製品において最高水準の品質を実現することができます。」

Quickparts社は、北米とヨーロッパの７箇所にグローバル設計・製造拠点を展開しています。同社の分散型製造ネットワークでは、すべての拠点を連結し、従来からの製造技術とAM技術を統合することが可能なソフトウェアソリューションが必要でした。昨年末にはシアトルとローレンスバーグの米国拠点でCO-AMの導入を開始し、2023年の第2四半期には、さらに別の拠点にもプラットフォームを拡張する予定です。

Quickparts社はCO-AMにより、受注から売り上げ回収までのオペレーション全工程をシームレスに連結しながらプロセスを自動化し、分散した製造拠点での生産を安全に管理することができます。これにより Quickparts 社は、生産データの収集とそのアクセス、ワークフローのモニタリングと改善、そして顧客に要する時間とコストの節約につながる効率化を実現することができます。

航空宇宙、自動車、消費者、医療、エネルギー業界のQuickpartsのお客様は、製品のイノベーションとサプライチェーンの課題解決のために、短いリードタイムで安定した品質を期待できるAdditive Manufacturing（AM）を取り入れるところが増えてきています。CO-AM プラットフォーム導入により、Quickparts 社は、既存の生産インフラと統合でき、幅広いテクノロジーへ連結可能なオープンなエコシステムによって、AM 業務の拡張を成功させることができます。

「CO-AMはその仕様を公開するオープンアーキテクチャであるため、ユーザーは好みのツールで作業することができ、自社のビジネスに応じて柔軟にプロセスを構築することができます。Quickparts社とのコラボレーションにより、CO-AMを通じて高品質なオンデマンド製造のためのソフトウェアソリューションを構築できることを楽しみにしています。」と、MaterialiseのCTOであるBart Van der Schuerenは述べています。

CO-AMに関するイメージ図は こちらから

Quickparts社について

Quickpartsは、3Dプリントから従来の製造工程まで、あらゆるオンデマンド製造サービスを提供しています。Quickpartsは、世界5箇所にある設計・製造センターで高品質の3Dプリント部品や機械加工部品を提供し、生産時間の短縮、設計反復のスピードアップ、製品開発ライフサイクルの短縮を可能にするツールをお客様に提供しています。Quickpartsの米国施設はISO 9001:2015の認証を受け、ITARにも登録されており、20年以上にわたってパーツを生産してきた専門家チームがいます。

Matrerialiseについて

Materialiseは、30年にわたる3Dプリントの経験をさまざまなソフトウェアソリューションと3Dプリントサービスに反映させており、これらが一体となって3Dプリント業界の屋台骨となるバックボーンを形成しています。Materialiseのオープンで柔軟なソリューションにより、ヘルスケア、自動車、航空宇宙、アート、デザイン、消費財など、さまざまな業界のプレイヤーが、世界をより良く、より健康的な場所にすることを目的とした革新的な3Dプリントアプリケーションを構築することができます。ベルギーに本社を置き、世界中に支社を持つMaterialiseは、業界最大のソフトウェア開発者グループと、世界最大級の3Dプリント施設を兼ね備えています。

Materialiseの詳細については、 www.materialise.comをご覧ください。