CASE STUDY
3DプリントグリッパーのオーダープラットフォームSCHUNK eGrip
シュンクがマテリアライズと協力して、3Dプリントされたグリッパーフィンガー用の世界初の完全自動化された設計および注文ツールであるeGripを作成した方法をご覧ください。
チャレンジ
テーラードグリッパーの設計と注文プロセスを自動化する
Schunk eGripは、グリッピング技術やクランピング技術を専門とするドイツ企業、SCHUNK社とマテリアライズの共同開発により生まれた3Dプリンタ製グリッパー(ロボットハンド)。世界で初めて、積層造形技術によるフィンガーのデザインから発注まで、グリッパーの設計を完 全自動で行なうツールです。
ソリューション
自動化されたエンジニアリングとマテリアライズとの共創
SCHUNK社との共同プロジェクトのために、マテリアライズ社はユーザーフレンドリーなインターフェイスを開発。デザインを自動化し、即座の発注を可能 にした。SCHUNK eGripはマテリアライズ社の積層造形工程自動化コントロールシステムであるMaterialise Streamicsと統合し、レーザーの粉末焼結のポリアミド を利用した生産段階に移行するため自動的に注文を行ないます。プロセスは完全に自動化されているため、部品の配送にかかる時間を数日以内に削減。これまでの製造技術に比べると数週間も早めることに成功しました。
結果
15分で設計と注文
SCHUNK eGripは、ブラウザーベース、ライセンスフリーのアプリケーション。わずか数回のクリックで、オーダーメイドのグリッパーフィンガーをデザ イン、注文することができます。ユーザーは、グリップする部品のSTEP形式もしくはSTL形式のデータをアップロードし、重さや、グリッパーベース、取り 付け方法、グリッパーと部品の相対的な位置関係などの情報を追加するだけでOK。後は、ソフトウェアが部品を掴むグリッパーフィンガーを自動的に設計し、 最適のデザインを生成し、料金と配送時間もすぐに表示します。
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント・グリッピング・システムズ部部長Marcel Nagel氏は、今回のプロジェクトについて「SCHUNKのグリッパーとクランプ、マテリアライズの3Dプリント用ソフトウェアと造形サービス、各分野をリードする企業の核心的な強みを組み合わせれば、イノベーティブなアイデアが現実にできる。それを示す好例となったのが eGrip です」とコメント。「我々のコラボレーションは、3Dプリンタ製グリッパーフィンガー生産用全自動設計ツールを世界で初めて生み出しました。さらにウェブ上で操作でき、ライセンス等も必要ないプラットフォームのおかげで、カスタムグリッパーフィンガーの設計、注文にかかる時間がわずか15分に削減されました」
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上記CASE STUDYについて
インダストリアル・オートメーション
マテリアライズ ストリーミクス
選択的レーザー焼結
ポリアミド12
プロセスの自動化
パーソナライゼーション