PRESS RELEASE

Nikon SLM Solutions 社、Materialiseと提携し、金属3Dプリント機能の推進と連携を図る

November 8, 2023

新しいMaterialiseビルドプロセッサーおよびNikon SLMソリューションプリンターとCO-AMのシームレスな統合

フランクフルト(ドイツ)、2023年11月8日 - Nikon SLM Solutions社とMaterialiseは、3Dプリント技術の世界的リーダーとして、Nikon SLM Solutions のプリンターに合わせた次世代のMaterialise Build Processors(BP)を開発、Materialise CO-AMプラットフォームにシームレスに接続するための提携を発表しました。製造業者が最終用途パーツの金属積層造形(AM)にますます重点を置くようになるにつれ、パーツ品質の向上、競争力のある価格設定、迅速な生産が最重要課題となっています。この提携により、製造業者は適切な装置と3Dプリントプロセスをカスタマイズするための手段を手に入れることができるようになります。

NXG機の登場により、Nikon SLM Solutions社は、量産用に設計された生産性の高い金属3Dプリンターのプロバイダーとして位置づけられます。12台の1kWレーザーを搭載したこれらの装置は、業界最大の造形能力を誇り、1回の稼働で比類のないパーツサイズと数量の造形を実現します。3Dプリンターの容量が大きくなると、膨大なデータ量を処理する必要があり、従来は計算時間が長くなり、造形ジョブを開始するワークフローに支障をきたしていました。データ準備の段階と実際に3Dプリントされたパーツのギャップを埋めることは、生産性の可能性を最大限に活用するためには不可欠です。Nikon SLM Solutions社とMaterialiseは、この問題に焦点を当て、次世代BPを開発するために専門知識を結集し、AMユーザーに3Dプリントプロセスを必要に応じて変更する自由度を提供します。この新しいBPは、NXG機およびMaterialiseソフトウェアソリューションを採用しているすべてのSLMユーザー向けに、今後数ヶ月のうちにリリースされる予定です。

Nikon SLM Solutions社のソフトウェア、製品管理、戦略的パートナーシップ担当プロダクトマネージャーであるNicolas Lemaire氏は、「Materialiseとの協業により、我々は高性能Build Processorの開発において大きな飛躍を遂げました。この次世代Build Processorにより、Materialiseソフトウェアを使用しているお客様は、3Dプリントジョブのセットアップにかかる時間を短縮、造形プロセスを最適化する機能により利益を得ることが可能になります。」 

BPは、3DプリンターとMaterialise Magicsのようなデータ準備ソフトウェアをつなぐパイプの役割を果たします。データ準備の後、3Dプリンターがパーツを造形するのに必要な情報を提供するためには膨大な量のデータを処理する必要があります。近々発表されるMaterialise BPは、この工程を迅速化し、アプリケーションの結果を最適化するためにプロセスパラメータをカスタマイズする柔軟性をAMユーザーに提供します。このマイルストーンは、Materialise BPソフトウェア開発キット(SDK)によって成し遂げられ、開発中の緊密なコラボレーションを促進し、装置メーカーが独自の知的財産(IP)を安全にカプセル化することを可能にしました。Nikon SLM社のユーザーは、Nikon SLM Open Architectureを通じて装置パラメーターを最適化、またはMaterialise BP SDKを利用してパラメーターを設定し、独自のIPを作成できるため、計算時間が大幅に短縮されます。造形パラメーターを微調整することで、AMユーザーは、コスト効率、生産速度、パーツ品質の理想的なバランスを実現し、複雑なパーツの製造や、同一またはパーソナライズされた製品の量産を、一貫した品質、スクラップ率の低減、リードタイムの短縮で実現することが可能になります。

「Nikon SLM Solutions社とMaterialiseは、AMユーザーが装置を最適に活用し、好みのソリューションに接続できるオープンシステムというビジョンを共有しています。」とMaterialiseのCTO Bart Van der Schuerenは話します。「ユーザーに次世代のBPを提供し、AMワークフロー全体をカバーするソフトウェアソリューションへのアクセスを提供できることを楽しみにしています。」

Nikon SLM Solutions社のオープンプラットフォーム通信インターフェースであるSLM.Linkを介して、ユーザーは、Materialise BPと連動して、Materialise CO-AMソフトウェアプラットフォームと直接接続することが可能になります。CO-AMは、ユーザーが3Dプリンターを既存の製造システムに統合し、注文開始から納品までのAMワークフローを改善することを容易にします。このソフトウェアプラットフォームは、デザインの自動化、マス・カスタマイゼーション、自動ラベリング、様々な後工程技術のためのCO-AMパートナーソリューションを含む、Materialiseとサードパーティによる補完的ソリューションへのアクセスを提供します。CO-AMにより、AMユーザーに、多様な装置メーカーの技術を単一のプラットフォーム上で接続し、管理することが可能になります。

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Materialiseについて

Materialiseは、30年以上にわたる3Dプリントの経験を、持続可能な3Dプリントアプリケーションを強化するさまざまなソフトウェアソリューションと3Dプリントサービスに取り入れています。当社のオープン、かつ安全で柔軟なエンドツーエンドのソリューションは、ヘルスケア、自動車、航空宇宙、アイウェア、アート&デザイン、ウェアラブル、消費財など、さまざまな業界において、柔軟な工業生産と大量のパーソナライゼーションを可能にします。ベルギーに本社を置き、世界中に支社を持つMaterialiseは、業界最大のソフトウェア開発者グループと、世界最大かつ最も設備の整った3Dプリンティング施設を兼ね備えています。 

Materialiseプレス担当者

Nils Torke

メール: nils.torke@materialise.de

press@materialise.com
Twitter:@MaterialiseNV


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