Ami Watanabe 7月 6, 2015

生後14ヶ月の幼児ローランド・リアン・クン・バウィ君の命を救う為に、米国ケンタッキー州西部の都市ルイビルのコセー子供病院(Kosair Children’s Hospital)が3Dプリント技術を活用したことは、3Dプリントファンの多くは、既にご存知かもしれません。

 

3d-printed-heart-model-helps-surgeons-save-baby-s-life

3Dプリントされた心臓の模型が、先天性心疾患をもって生まれた生後14ヶ月の幼児の命を救う心臓外科医を支援

 

ローランド君は、ケンタッキー州オーウェンスボロに住むミャンマ-移民の家族に生まれました。彼は生まれたときから先天性の心疾患を患っていました。心臓に穴が開き、大動脈と肺動脈の位置にずれが生じていました。これらの疾患は血液の循環に異常をきたすため、ローランド君が正常な食事や睡眠や呼吸することを妨げ、著しい体力低下の原因となっていました。 ルイビルのコセーこども病院のベテラン心臓外科医でルイビル大学胸部循環器外科の教授でもあるアール・オースティン医師はローランド君のケースはとても複雑で治療が非常に難しいことを知っていました。オースティン医師は他の外科医たちにローランド君の2Dスキャン画像を見せましたが、治療方針について矛盾する意見をもらいました。そのため、医師は3Dプリントによって自分がこれから立ち向かおうとしている病理についてより深い知識を得ようと考えたのです。 そこで、同病院の小児放射線科長のフィリップ・ディディンスキー医師はローランド君の医用画像を用い、Mimics® Innovation Suiteを使って、マテリアライズグループの専門エンジニアたちと協働しながら幼児の心臓の仮想3Dモデルを作成しました。そして、オースティン医師がより良い術前計画を立てられるように、得られた3Dデジタルデータを基にルイビル大学のJ. B. スピード工学部にて心臓のモデルを3Dプリントしました。

 

3D printed heart model helps save a baby's life

マテリアライズ社の生体工学用基幹ソフトウェアMimics® Innovation Suiteによって抽出したローランド君の心臓のイメージ

 

3Dプリント工程と術後の様子に関しては、下のビデオを是非ご参照ください。(ハッピーエンドです!) ローランド君の治療のケースは、複雑な疾患をもつ患者と担当医の方々ひとりひとりの人生に3Dプリント技術が与えうるポジティブな影響を示す素晴らしい例です。そして、私たちは当社のソフトウェアがこのようなケ

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