Vickneswaran Renganathan 6月 11, 2016

MEDICAL

顎関節強直症手術用サージカルガイドの構築に成功

顎関節強直症(顎骨の癒合)は、多くの場合、けがや感染症の結果であり、患者は口を正しく開けることが出来なくなります。これは手術でしか治療できませんが、手術が複雑で患者に多くのリスクをもたらすため、外科医は慎重になりすぎて、効果的な手術を行えないことが多いのです。これでは問題が解決されず、再発の危険性もあります。

新しいタイプのピエゾ効果による骨切削器具が開発されたことで、外科医は、軟部組織にダメージを与えないという斬新な方法で安全に手術を行うことができるようになりました。また、硬膜の断裂、外耳道の穿孔、上顎動脈や下歯槽血管束からの出血も防ぐことができる。

3D model for temporomandibular Joint ankylosis surgery

顎関節強直症手術用3Dモデル

Dr. Bhaskar Agarwalと彼のチームは、Materialise ProPlanCMFソフトウェアを使用して、ある患者のCT画像を再構築しました。この患者は20歳の女性で、10年前から口を開けられなくなっていました。以前、病気を治療するために手術を受けましたが、症状が再発してしまいました。顎関節強直症の最も一般的名原因は、感染症、外傷、先天性欠損ですが、この患者の場合、下顎の外傷が原因で、下顎骨の骨折を起こし、その治療が適切に行われていませんでした。症状の再発が見られたことから、積極的に骨を削って顎に十分な隙間を作る必要がありました。

コンピューター上のモデルを使って、患者の頭蓋骨の上側と下側の切断位置を決定した。その後、光造形装置を使って頭蓋骨の模型を3Dプリントし、強直した骨様組織に骨切り面を投影していきました。骨切りの計画を立てるだけではなく、このバーチャルモデルを使って滅菌済みの手術ガイドを作成しました。これにより、外科医は手術中に正確な切断を行うことができます。今回の手術で使用されたガイドは、生体適合性のある自己硬化型ポリメチルメタクリレート樹脂を使用して従来より製造されています。しかしながら、3Dプリンティング技術を使えば、同じように効果的にガイドを作ることができます。

3D-printed model with surgical guides in place

3Dプリンタで作られたモデルとサージカルガイドの配置

顎関節強直症の手術では、このサージカルガイドとピエゾ効果による骨切削器具を導入しました。ピエゾ式骨切削器具は、微小な動きを利用して、骨の破片が蓄積しないようにし、骨切りの際に器具が結合しないようにしました。その後、外科用カッティングガイドを使って、硬直した塊を除去しました。上顎動脈と下歯槽血管束は骨用組織の近くにあった。しかし、カッティングガイドの精度が高かったため、組織や動脈を傷つけることなく安全に除去することができ、手術を成功させることができた。

About Dr. Bhaskar Agarwal

Dr. Bhaskar Agarwal

Dr. Bhaskar Agarwal

Dr. Bhaskar Agarwal is a Resident Doctor in the Department of Oral and Maxillofacial Surgery at the All India Institute of Medical Sciences in New Delhi. His area of interests are cranio-maxillofacial deformities, traumatic injuries to the craniofacial skeleton and pathologic diseases of the jaw. He is a firm believer in virtual surgical planning for the cranio-maxillofacial region, and believes that technological advancements in the field of surgery have the potential to make cranio-maxillofacial surgery safer and more predictable. Read publications of Dr. Bhaskar Agarwal

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