マテリアライズのX線ベースの膝ガイド技術による初の患者治療が成功

2014年9月22日、ベルギー・ルーヴァン市。マテリアライズNV社(NASDAQコード: MTLS)は、ベルギー・レート市のAZ Heilige Familie病院(ホーリー・ファミリー総合病院)整形外科のRoger Jaeken医師が、マテリアライズのX線膝ガイドソリューションを使って計画した初の人工膝関節全置換術に成功したことを発表しました。このマテリアライズ独自の新技術は、2次元X線画像のみに基づき、膝関節置換術の計画策定と、使用する手術用ガイドの3Dプリントを実施することができます。

従来の技術では、仮想3次元ソフトウェアを使って人工膝関節全置換術の計画を策定し、患者に合わせてカスタム設計した手術用ガイドを3Dプリントするためには、患者の膝のCTまたはMRIスキャンを実施する必要がありました。しかし、実施されるすべての膝関節置換術のうち、CTやMRIによる画像が利用される割合は多くありません。そこで、幅広い使用実績を持つCTおよびMRIベースの膝ガイド技術のパイオニアであるマテリアライズでは、新たに、2次元X線画像を3次元の情報ならびにソリューションに変換する次世代型の膝関節置換術の計画策定およびガイド製作ツールを開発しました。2次元X線画像は、すべての膝関節置換術で一般的に使用されています。

Roger Jaeken医師は、次のようにコメントしています。「この開発プロジェクトに協力することができ、非常に興奮しています。X線画像から手術計画の策定作業を開始できれば、効率が大幅に向上します。時間がかかることの多いCTやMRIスキャンを実施する必要がなくなり、個々の患者の手術計画策定にかかる時間が短縮できるので、より多くの患者に対して手術計画を策定できるようになるからです」

Dr. R. Jaeken, Reet, Belgium

マテリアライズのCEO(最高経営責任者)Fried Vancraen氏は、次のように述べています。「マテリアライズでは、CT/MRIによる手術ガイド技術の導入に成功した直後に、X線画像による新技術の基礎研究を開始しました。私たちは、常に業界の一歩先を行くことを考えているからです。当社では、今回、独自のX線技術による初の患者治療が成功したことを、この技術開発プログラムの1つの重要な通過点と考えています」

マテリアライズでは、X線画像ベースの膝ガイド技術による製品を当初は欧州地区限定で提供し、評価を進めたうえで米国内での規制対応を開始する予定です。

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