ポーラ・ラドクリフ、3Dプリンタ製のインソールで復帰

2014年9月21日イギリス、ウスターシティ。女子マラソンの世界記録保持者、ポーラ・ラドクリフが21日、イギリスのウースターシティで行われた10キロロードレースに出場し、2012年8月に足の手術を受けて以降、2年ぶりに力強い走りで復帰した。35分49秒でフィニッシュテープを切った彼女の走りは、動的な歩行分析に基づきデザインされたRS Print社の3Dプリンタ製インソールが支えた。ラドクリフにとって、このレースは、2015年4月のロンドン・マラソンを目指すトレーニングの一部で、RSPrintはそのゴールまでの一歩一歩をサポートする。

RS Printは、動的な歩行分析のRS Scan社と3Dプリンティングのマテリアライズ社という業界を代表する世界的企業が、それぞれの持ち味をいかし、あらたに共同で設立した会社だ。ラドクリフとRS Scanは何年も共同作業を重ね、競技用シューズの可能性の革新に取り組んできたが、約20年にわたる世界的な競技者として、彼女は最新の技術を利用することでライバルと差がつくことを誰よりも良く知っている。ラドクリフが RS Printのインソールを採用したのは、3Dプリンタが各ランナーのランニングスタイルの特徴に合わせて、ぴったりとカスタマイズされたインソールを作ることができるからである。
 

ラドクリフはこう語った。「マラソンの目標が世界記録を破ることでも、友人達と毎年行われる町の5キロマラソンを走ることでも、footscan®分析は、故障の可能性を避ける上でとても信頼できます。そして、RS Scanの方がfootscan®で私の走り方を分析した上で、RSprint のインソールを3Dプリントすると、驚くほど私のランニングスタイルにフィットするのです。」

「練習中、体への過負荷を防ぐためにトレーニングでこのインソールを使っています」とラドクリフは続けた。「怪我をして以降、今はこれまで以上にロンドン・マラソンで自分の走りができるように足を大事にすることを心がけています。RS Scanとインソールのサポートがなければ、ここまでの手術後の回復はできなかったでしょうし、おそらくこの足でキャリアを続けることもできなかったでしょう!」

3Dプリンタ製のインソールはある決まった手順で行われる。最初に、熟練の専門家がRS Scanのfootscan®システムでユーザーの動的な歩行スキャンを行う。次に足跡を解析し、外部からのサポートが必要な正確な位置と方向を確認する。この専門的な解析を基に入力、設計を行い、RS Printに送る。次にRS Printはこの設計を薄く、機能的な軽量構造にする「エンジニアリング」を行い、これを3Dプリントする。最後にクッションの層を一番上にのせてさらに快適性を付加する。


現在、RSprintは、この技術を公開しており、ベルギーのRS Lab (www.rslab.eu/stores)という施設に行くと自分専用の3Dプリントインソールを手に入れることができる。この秋にはRS Printインソールはヨーロッパの一部の店で利用できるようになる予定で、詳細情報はwww.rsprint.comで随時確認できる。

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