Kirsten Van Praet 6月 26, 2018

以前ブログでもご紹介したように、造形方向やサポート生成についての紹介記事はいくつかあり、そこから情報を得ることは可能です。ではサポート除去についてはどうでしょうか。もしサポート除去を手で行う場合、サポートそのものが簡単にとり外れる形状で、取り外しやすい場所についていれば除去作業自体の簡素化につながり、時間短縮にもなります。そのための作業とはどのようなものでしょうか。

1. 除去しやすいサポート付け: サポートの角度を変えるか太さを変える

角度付けされたサポート形状を、手動でベースプレートと造形物との接点を指定することで作成することができ、この方法では不要なサポート生成を防ぐことが可能です。

Part-to-part connection
パーツとパーツの接続

チューブ形状に角度付きサポート生成
チューブ形状に角度付きサポート生成

どうしてもパーツにサポートがついてしまう場合には、できる限り曲線部分ではなく、直線部分にサポートをつけるのがいいでしょう。 そうすれば後加工をする際にも作業負担を減らすことができます。

Materialise Magicsの機能を使えば、サポートの直径を小さくすることも可能です。

2. 取り外しやすいサポート形状: 歯形状、くびれ形、フラグメント

サポートの配置指定の他に、除去しやすいサポート構成にすることも可能です。サポートの最上部に歯形状のデザインにすることで、下部は強固に、パーツに接する部分は除去しやすい形状が可能になります。他には、ブレークポイントを持ったサポートの作成です。この形状は、ブレークポイントと呼ばれる砂時計のようなくびれを持ち、くびれの真ん中が折れやすい形状となっています。パーツに少し残ったくびれ部 分は、後から表面を削り、滑らかにすることができます。くびれ自体は、うまく除去できなかったサポートが製品の表面を傷つけることを避けるための機能です。また、このようにパーツ表面に追加でサポート材を足すことで、後処理を行う際に表面を傷つけるのは防ぐことが可能になります。

上記ではサポートを簡単に除去する方法をご紹介しました。ベースプレートからサポートを簡単に除去するには、サポートの間にクリアランスを設けることが一般的です。クリアランスがあると、フラグメントの抵抗力が小さくなるため、比較的簡単に取り除くことが可能になります。

角度付けされたサポートが生成さ れたVTT and Nurmi Cylindersの 油圧弁
角度付けされたサポートが生成さ れたVTT and Nurmi Cylindersの 油圧弁

中身が完全に詰まっていないタイプのブロックサポートが生成された自動車部品
中身が完全に詰まっていないタイプのブロックサポートが生成された自動車部品

3. 粉末の回収: 抜き穴とフラグメント

AM用金属粉末は非常に高価な場合があるため、できる限り粉を再利用することが理想です。環境汚染と安全面からも、サポートを取り除く前に正しい環境で粉末を回収することが大切です。

さらに簡単にサポートを外すには…

Materialiseは、金属造形において完全もしくは半自動化したサポート生成ソフトウェアを提供しています。サポート付けを手動で管理することを希望する場合にはSG+モジュールが適しています。サポート付け作業の時間を短縮し、除去作業の時間をも短縮したい場合には、Materialise e-Stage for Metalという児童サポート設計ツールをご提案いたします。今後も金属造形に関するブログを発信していきます。

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