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RedEye RPM社にとって、Magicsは欠かせないツールです
Tim Thellin、プロダクトマネージャー -RedEye RPM
「顧客から支給されたデータの読み込みや修正ができなければ、仕事は他社に流れていってしまいます」――RedEye RPM社の製品マネージャー、Tim Thellin氏はこう語ります。「この業界では、顧客満足度、部品の品質、そして納品の速さが非常に重要です。こうした厳しい要求に直面する私たちをサポートしてくれているのが、マテリアライズ社のMagicsソフトウエアです」
ラピッドプロトタイピング(RP)およびラピッドマニュファクチャリング(RM)業界では、問題のあるファイルを毎日のように対処しなければなりません。ニーズに応えて顧客を満足させ、注文を受けるためには、適切なツールを揃えることが非常に重要です。
RPが普及し、ウォータータイトなSTLファイルを出力できるCADソフトが増えてきたとはいえ、問題のあるファイルは一向に無くなりません。こうしたファイルの多くは、旧バージョンのCADや、建築、CG、アニメーション等の新しい分野に多い、STLファイルの出力機能がまだ完全ではないソフトウエアから出力されたものです。しかしこの業界では、顧客のファイルを読み込むことができなければ、その顧客は他社へと流れていってしまいます。
RedEye RPM社では、STLデータの検証、修復、大きなモデルの分割、各種フォーマットからの変換などにMagicsを利用しています。
STLファイルの事前検証
当社(RedEye RPM)では、社内の造形機で造形する前に、MagicsでSTLデータの検証を必ず行なっています。Magicsの導入前には、造形作業を終えて、さて納品、という段階になって初めて、データに問題があったことが判明することがありました。そのような場合、なぜ納期までに納品できないのかを顧客に説明しなければなりません。そして社内で作業を一からやり直し、問題部分を修正したのち、あらためて造形作業を行なわなければなりませんでした。
Magicsを使うと、STLデータの検証を非常に容易に行なうことができます。「パーツ修正情報」ツールシートで「更新」ボタンを1クリックするだけで、STLデータの詳細な検証が素早く実行されます。この検証により、三角の表裏の反転、三角の辺の接続の問題、平面穴(面の欠損)、シェルやノイズの数などの情報が表示されます。
Magicsの自動修正機能を使って作業時間を短縮
データに問題があっても、自動修正機能を利用すれば、問題の大部分を容易に解決することができます。これにより、手動でのデータ修正に費やしていた作業時間が大幅に削減されました。また、顧客から支給されたデータの問題を当社が修正できないと、大半の顧客は他の業者へと流れてしまいますので、そういう理由からも修正機能は非常に重要です。
幅広いフォーマットの入力に対応
RPおよびRMにおいて顧客に見積もりを提出するためには、さまざまなフォーマットのデータを受け取り、システムに読み込む必要があります。造形にはSTLフォーマットのデータが必要となりますが、現実には、他のフォーマットのデータを顧客から支給される場合が少なくありません。以前は、顧客に対して、STLフォーマットのデータしか受け取らないと説明をしていたこともありました。しかしそうすると、顧客はファイル変換の労をいとわない他の業者を探し、そちらに流れて行ってしまいました。当社ではエンジニアリング用途向けのハイグレードなプラスチック材料を用意していますが、それでも、顧客のデータで作業ができなければ仕事を請けることはできません。
RP造形機の造形可能寸法に合わせて大型パーツを分割造形
当社では、Magicsのカット機能も頻繁に利用しています。造形機の造形領域に収まりきらないパーツの注文を受けたときに、大きすぎるからといって仕事を断る必要はありません。このような場合、以前は単純で直線的な分割ラインを使ってファイルを分割していました。しかし、直線的な分割ラインでパーツを繋ぎ合わせ、完成品としての精度を維持するには、かなりの困難が伴います。Magicsの高度なカット機能を使うと、組み立ての際に互いにインターロックするジグザクや歯型の分割ラインを容易に作成できるので、より高精度に部品を接合することができます。これまでに当社が作成した中で、分割造形後に接着して完成させた最も大きな部品は、長さが1m82cmある自動車用バンパーです。このバンパーは、全長に対する寸法許容公差が0.381mmとされていましたが、この条件を無事クリアすることができました。この事例からは、当社のFDM技術の精度と使用材料の品質だけでなく、分割パーツの高精度な組み立てを支援するMagicsのカット機能の素晴らしさも理解して頂けると思います。
STLデータに対して編集や設計の修正を直接実施
ラベル機能とブーリアン演算機能もまた、RPに非常に便利な機能です。当社では、膨大な量のサンプル品を作成して、見込み顧客や展示会の訪問者などに配布しています。サンプル品には特に見栄えのするパーツのSTLデータを選び、ラベル機能を使用して当社のURLやロゴ、材料の説明などを表面上に掘り込んでいます。サンプルを受け取った企業内では、当社のブランドがサンプル品とともに多くの人の目に触れることになります。これは当社にとって貴重なPRの機会となります。
その他にも、当社独自のデータ処理ソフトウエアの機能で対応できない部分に対して、Magicsの機能を利用しています。例えば、当社のツールは測定機能があまり充実していないのですが、Magicsでは、STLファイル内の多彩な要素や寸法を測定できます。また、当社独自のスライス化ソフトウエアで問題があって取り扱えなかったSTLファイルが、Magicsではスライス化できた事例がいくつかありました。さらに、複雑な形状を分析する際に、Magicsの断面表示機能を使ってSTLの断面線や内部形状を表示させ、形状を完全に理解することは、パーツを造形するために非常に重要です。
RedEye RPM(Stratasys社の事業ユニット)は、最先端のラピッドプロトタイピングおよびラピッドマニュファクチャリングのサービスを提供しています。同社ではハイエンドのRP造形機を使用して、CAD設計データから、耐久性のある高性能エンジニアリングプラスチック製のパーツを作成しています。また、RedEye RPM社では年中無休の自動システムによって見積りと注文に対応しています。

