顔面スキャンと3Dプリントでつくる究極のオーダーメイド眼鏡「Yuniku(ユニーク)」、マテリアライズとHOYAが共同開発

マテリアライズ(本社:ベルギー・ルーベン市、CEO:フリード・ヴァンクラン)、眼鏡用レンズ製造業大手HOYAビジョンケア、ならびに眼鏡のデザインを手がけるフート・デザインスタジオは本日、顔面立体スキャンと3Dプリントを利用した、世界初のオーダーメイド眼鏡製造用プラットフォーム「Yuniku (ユニーク)by HOYA」を発表します。このプラットフォームは一人ひとりに合わせたレンズとフレーム設計を可能にし、アイウェア業界の常識を覆すデジタル・サプライチェーンを実現。顔面立体スキャンデータ、眼鏡に求める性能、視力に合わせたレンズの位置やフレームのデザインまでカスタマイズできる総合的システムを世界で初めて開発しました。これにより眼鏡着用時の快適さが向上するだけでなく、アイウェア業界に新たなパーソナライゼーションの可能性が広がります。さらにYunikuは現在“眼鏡界のアカデミー賞”とも言われる「Silmo D’Or(シルモドール)2016」の機器部門にノミネートされています。

マテリアライズ、ウェアラブル事業グローバル・ビジネス戦略を担当するアリレザ・パランディアン氏は「3Dプリント技術、その強みを活かした用途、それに最適なパートナーを組み合わせれば、産業全体を揺さぶる次世代ものづくりが実現できます」とコメント。「補聴器産業では既にこうした動きがありましたが、実はそれを助けたのもマテリアライズです。我々の補聴器3Dプリント専用ソフトウェアの開発によって、直接耳に入れるタイプのカスタム補聴器がデジタル・マニュファクチャリング技術で製造される割合は、わずか2年の間に20%からほぼ100%に上昇しました。Yunikuも眼鏡業界にそれと同程度の強いインパクトを与えられると確信しています」

眼鏡技師にとってのYunikuは、効率的なコミュニケーションを通じてより良い顧客サービスの提供を助ける製品です。さらに3Dプリントを活用することで新たな流通方法の可能性が広がるだけでなく、眼鏡業界で発生しがちな在庫のリスクが解消されるという利点も。一方消費者にとってのYunikuは、顔の形状に合ったフィット感、着用時の快適さ、好みのデザイン全てを実現できる、究極のオーダーメイド眼鏡となります。

HOYAビジョンケア、グローバル・マーケティング部長を務めるジョン・ワーウィック氏は次のように語っています。「Yunikuは、オーダーメイド眼鏡ビジネスにとっての大きな進歩と呼べるでしょう。我々は3Dプリント技術の強みを活かし、これまでの眼鏡製造の制約をなくすことに成功したのです。眼鏡を着用する一人ひとりが快適さと好みのデザインを保ったまま最適な視界を手に入れられるのは、まさに初めてのことです」

フート・デザインスタジオの眼鏡デザイナー、ビカ・フート氏も「3Dプリントが眼鏡産業にどれほどの革新をもたらす技術なのかは既にわかっていましたが、Yunikuの登場により、今後はこのポテンシャルを世界と共有できると感じます」とのコメントを寄せています。

Yunikuが製造されるまで

現在の眼鏡デザイン方法では、顧客の選んだフレームによってレンズの位置がある程度固定されてしまうため、レンズの視力調整機能が最大限活かされない場合が多くあります。この課題を解決するため、マテリアライズとHOYAはコ・クリエイション(共創)と呼ばれる手法で専用3Dスキャナーとソフトウェアを共同開発。さらにこのソフトウェアは、最終製品生産用に認可されたマテリアライズの3Dプリント施設と直接データをやり取りできます。3Dスキャン、レンズとフレームを自動設計するソフトウェア、そして3Dプリント技術を結集させることで、最適なレンズ位置に合わせて各消費者の選んだフレームデザインを調整するという作業がYunikuのプラットフォーム上で全て可能となりました。Yunikuは次のような流れで消費者に届けられます。

  • 眼鏡を着用する顧客の顔を3Dスキャン
  • HOYA製ソフトウェアが顔の形状と視力情報をもとに最適なレンズ位置を決定
  • マテリアライズ製ソフトウェアがそのレンズ位置を保ったまま、指定の眼鏡フレームのデザイン、色、仕上げオプション等を各顧客の顔に合わせて自動調整
  • 各顧客の顔面スキャン、調整済みの眼鏡フレーム、レンズ情報を全て組み合わせ、備え付けディスプレイが眼鏡着用時の外見シミュレーションを表示

カスタマイゼーションのベースとなる眼鏡フレームのデザインは、ベルギーに拠点を置くフート・デザインスタジオが提供。既にマテリアライズとのコラボレーションを重ねる同社は革新的な眼鏡デザインで知られています。オープン・プラットフォームであるYunikuは、今後もフートその他の眼鏡ブランドのデザインを随時追加していく予定。現在Yunikuからオーダーメイドが可能な眼鏡フレームのデザイン、カラーバリエーション、仕上げのオプションはYuniku専用に開発されたもので、こうしたフレームのチョイスに加えて遠近両用累進、単焦点、室内専用など様々な種類の高品質レンズを自由に組み合わせられます。

マテリアライズについて

マテリアライズは高度な3Dプリント用ソフトウェア製品や3Dプリントサービスを提供する、3Dプリント産業のパイオニアです。マテリアライズの25年以上にわたる業界経験を活かした多様な3Dプリント関連事業とソフトウェア製品は、3Dプリント産業全体のバックボーンを形成。そのオープンで柔軟なソリューションは医療、自動車、航空宇宙、アート、デザイン、消費者製品など様々な分野の企業が革新的な方法で3Dプリントを応用し、より良く健康な世界を作るのに役立てられています。本社をベルギーに、支社を世界中に構えるマテリアライズは、業界内最大のソフトウェア開発チームと世界最大級の3Dプリント施設を兼ね備えた組織です。マテリアライズについて詳しくは www.materialise.com をご覧ください。   

HOYAについて

1941年に東京で設立されたHOYAは、グローバルな医療技術企業であり、革新的なハイテク、医療製品提供において業界をリードしています。HOYAは医療および情報技術の分野を中心に、眼鏡、医療用内視鏡、眼内レンズ、光学レンズ、および半導体装置、LCDパネル、HDD用の主要なコンポーネントを提供。世界中に150の事業所と子会社を展開するHOYAは現在、世界各国から採用された34,000人以上の従業員を抱えています。HOYAについて詳しくは www.yuniku.com をご覧ください。

フート・デザインスタジオについて

アイウェアデザインを25年以上手がけるフート(HOET)デザインスタジオは、レーザーカッターや化学エッチングを取り入れた初のアイウェアブランドTHEOなど、先進的なデザインで知られています。徹底的な研究、素材に関する知識や昔ながらの技術を時代に適応させる能力を活かした眼鏡作りを大切にするフートは、3Dプリンタ製のカスタム眼鏡フレーム製作に着手した業界のパイオニアでもあります。企業とのコラボレーションを通じたアイウェア製作も手がけます。フートに関して詳しくはwww.hoet.eu をご覧ください。

プレスお問い合わせ先:

Vanessa Palsenbarg
Corporate Communications Manager, Materialise
Phone: +32 16 39 66 37
Mobile Phone : + 32 484 485 183
Email: press@materialise.com
Twitter: @MaterialiseNV
Visit: www.materialise.com

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